役者はお人形様ではない。

February 15, 2019

私の経験は、「演出は暴君」と言っていいくらいの権限を持っていたのです。

思い出の内容を話せば長くなるので、その言葉だけで想像してもらえたら良いです。

 

現在でもその傾向があり、演出の御付がいて身の回りの事を全てこなしていくのです。靴を履くにも御付にさせるのです。何様俺様の時代は終わっているのに時代遅れなのです。

演出の悪口を話すのではないのです。劇団無◇垢は設立から一貫としていることがあります。それは演技は役者主体で行われていくということです。演出は役者の土台となるモノであるということです。だから、役者は演出のお人形様ではないのです。演技の全ては、役者の演技プランから演出がどうすれば目の前の役者がよりよく個性を100%出し切ることができのか?その個性が演技に活きていくのか?なんてことを観ていくのです。

 

役者の個性を最大限に見出していくには、その役者の個性を受け止めていくことが一番良いことなのです。

役者の個々の行為には、役者の個性の全体が現実的なものとして常に表現さているのです。

 

演出家の一番の仕事は何でしょう?それは、役者を諦めさせないことです。舞台表現を見方を変えると人材育成なのです。では、どんな人材育成なのでしょうか?

 

「あきらめない人材の育成」

 

演技は積み重ねです。何もしていないのに「いきなり天から役が降りてきて素晴らしい演技ができる様になりました」なんてことは有り得ないのです。1日1日の稽古を積み重ねていく事が「天から役が降りてきた」なんてことに繋がるのです。演技の稽古に大切なのは、演出が役者の観察を日々常に行うことなのです。そこから個々の役者の個性を掴むことが

出来るのです。それをコミュニケーションというのです。

 

役者たちのコミュニケーションと違って、演出家と役者のコミュニケーションは同じ目線でなければいけないのです。まず演出家と役者のコミュニケーションで培わされるのは何か解からなければ良い演出はできなくなるのです。役者の個性を掴むことが良い演出ができる第一歩なのです。

 

役者は常に壁にぶつかり、その壁を乗り越えていかなければならないのです。なのであきらめてしまいそうになるのです。しかし、そのあきらめは演技ができないからではないのです。そのあきらめを生じさせない為にはどうすれば良いのかを理解しなければいけないのです。

 

 

劇団無◇垢は、

Brain Laboの自分力を取り入れた稽古を実施しています。

 

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