組織の中には、必ず役割がある。

April 17, 2018

 組織の中で自分が、どの立ち位置に居るのか分かっている必要があります。でないと活躍する場面が分からなくなります。オーケストラの様に楽器と楽譜があれば、自分の持っている楽器を使い、楽譜を観てどこをどの様にして演奏するれば良いのかが分かります。

 演劇(お芝居)では、楽譜が台本であり、役が演奏する人物であり、楽器は演技となるのです。考え方はそれぞれにあります。オーケストラでは明確に分かる役割が楽器であるのですが、演劇(お芝居)では、楽器は演技になるので、役割が明確ではありません。どんな人物を演じるかは台本に書かれていますが、書かれていない役割があります。その役割を理解しなければ、どんな素晴らしい演技であっても活躍できないのです。

文字で理解する役と、実際に演じて理解する役は違うものです。読んでいた感覚で演じてしまうと、その役の役割が果たせなくなってしまいます。最近観劇に行く演劇(お芝居)に多い症状です。演じているのですが、役割を理解していないので、出演している役が同じに見えてしまうのです。

 

観劇しているお客様は無意識に比較しています。「比較能力」です。これで同じような役、例えば子供Aと子供Bであるなら、区別をするのです。AとBの違いです。「Aは勝気でBはひ弱だな」とです。今回の「零落の大地に咲く花」は、それこそ似た役が出演しています。演じる役者が役の役割を理解していなければ、観ているお客様は理解できなくなってしまうのです。それでは、とても残念な事になってしまうので、役割をしっかり演じる役者に伝え、稽古最中でも、千秋楽までも何度も、確認します。「役割はなんだった?」などと、そうする事で演じる事だけに集中している役者に何をするべきなのかを理解させることができるのです。都度確認させるのは、演技を間違えないように修正する為です。よくあります、「何度言えば理解するんだ」なんて言葉はバカなリーダーのセリフなのです。問題は常に発生して蔓延しようとするものです。その蔓延を防ぐためには、常に示し、常に確認させるなのです。この常に確認させるのが、その役の役割なのです。簡単に言えば、その役の指針なのです。迷った時や理解できなくなった時、行き詰った時等は指針に戻れ!だから常に確認させていくのです。演技は育てていくのもです。勝手に育ってくれるものではありません。そして、役者一人で役創りをするのではなく、全員で役作りをしていくのです。それが演劇(お芝居)の完成させる方法なのです。

 今回の「零落の大地に咲く花」が完成度高くなっているのかは、ご来場頂き確認してみるのも良いかもです。

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