零落の大地に咲く花を観る前に 1

March 11, 2018

 ジャック・ジャック(ヨゼフィーネ・ダルク) ルーアンの魔女

作品は「老人と猫~魔法使いの館~」。現代の問題に絡ませ、中世に起こった革命に生きた戦士と魔女をオーバーラップさせた内容になっている。その中に登場する、主人公枠の役が、ジャック・ジャックである。

 ルーアンの魔女は姉妹である。北の革命家スレイダー・バンガードの守護を担っている。

姉のクライシス・ダルクは月詠みの魔女であり、月の満ちひきによって力の強弱を現す。魔女の力で夜を支配する。満月になるにつれ力が強く、新月になるにつれ力が弱くなっていく。

革命の決戦となる予定だった、難攻不落の老牢アトラスカトラスは満月の夜に襲撃した。が、西の魔法使いダイアン・ガードナーの西の革命軍が現れずに、北の革命軍はアトラスカトラスを落とせずに敗北の結末を迎えてしまう。

 スレイダー・バンガードは、アトラスカトラスに単身で忍び込み、中からの暴動を巻き起こす予定ではあったが、難攻不落と謳われていたアトラスカトラスの内情は堕落していた。その現実を目の当たりにしたスレイダー・バンガードは落胆の淵に落とされていく。

 満月の夜に北の革命軍を率いてアトラスカトラスの前門に進軍して来た月詠みの魔女クライシス・ダルクであった。

アトラスカトラスに単身で忍び込んでいるスレイダー・バンガードとの連絡と監獄の中の状況を知るために、化身の魔女ヨゼフィーネ・ダルクに力を注ぎ猫に化身させた。ヨゼフィーネ・ダルクが猫に化身した時の名前がジャック・ジャックである。ジャック・ジャックは監獄に忍び込んだ。が、スレイダー・バンガードは落胆の淵にいた。時同じくして南の思想家グランガー・アーチボルトが拷問の末に命を落としていた。

 まともに思考の働くなったスレイダー・バンガードと再開するジャック・ジャックは、何とかスレイダー・バンガードを連れ出そうと奮闘するが断念する。監獄を制圧した後に救い出すと決意し、監獄の前門を開ける為に前門へと向かうが、その途中に監獄長官のホプキンス・ジゼルに見つかり交戦となる。その頃、監獄の外では北の革命軍は王国軍に後方から攻められ、監獄の前門が開くことなく断崖絶壁に追い込まれていた。最悪な事は重なり満月が雲に隠され、月読みの魔女の力が及ばなくなっていった。

 追い詰められた北の革命軍と月読みの魔女クライシス・ダルク、監獄長官ホプキンス・ジゼルと交戦するジャック・ジャックだが、監獄の前門が開き監獄軍が北の革命軍に攻撃を開始する。それを止めることができないまま交戦するジャック・ジャックのジレンマが増していくが、北の革命軍の敗北には時間はかかることがなかった。

北の革命軍の半分が断崖絶壁に落とされ、半分が惨殺されてしまった。月詠みの魔女クライシス・ダルクは力尽き監獄の前門の前で倒れているところをホプキンス・ジゼルから逃れたジャック・ジャックが見つける。姉を抱きしめ雲の切れ間に覗く満月に吠えた。以後、月詠みの魔女クライシス・ダルクの亡骸とジャック・ジャックの行方は消える。

 次にジャック・ジャックが現れるのは、秘密警察隊隊長ジョシュア・ブライアントとクエローチェ・バインリヒが王の城に入ってからである。それまで、どこに居て何をしていたのか?月詠みの魔女の亡骸をどこに葬ったのか?は謎のままである。

 

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