「零落の大地に咲く花」の本番前に・・・

May 12, 2017

 

二人の男児
シモン・マルガレータの生んだ男児と、クリフォード・ミューラーが誘拐した王子は共に革命の戦士として育てられていった。

二人の男子の名前は、フェローチェ と クエローチェ とシモンが名づけた。
シモンはクリフォードを愛していた。しかし、クリフォードにとってシモンは革命のひとつの戦略にすぎなかった。シモンの懐妊も、王子誘拐に合わせた策略のひとつであった。その真実も知らぬままシモンはひたすら、我が子とクリフォードとの安寧な生活を夢見て革命に身を置いていた。

 

クリフォードの策略は誘拐した王子を戦士として育て、成長した時に城へ返し、王の暗殺させることであった。シモンとの子は、王子が成長しなかったときの為の代わりとして共に育てられていた。
シモンは自身を実の母親と名乗れずに二人の男子と接していた。ピアノのを弾き聴かせ、ピアノの弾き方を教え、二人の男子を同じ用に育成していた。
二人の男子は、戦士としての教育を受け、思想から行動に至るまで戦士として成長していった。シモンは自身の魔女の血を使って、二入の男子に魔法をかけた。それは、シャルロット・コーディーから逃れるためにであった。
クリフォードは奇行に憎悪していった。シモンはそんなクリフォードの行動と野望についていけなくなり、恐怖さえも感じていた。シモンは自身の子も王子も救ってあげたいと心から感じていた。

 

その気持ちから、ひとつの計画を立てた。二の男子を生かす為に、多くを犠牲にすると言う。
ある満月の夜に、シモンは自身の魔法を開放した。その魔法はララにもクライシス、ヨゼフィーネ、ダイアン、そしてシャルロット、全ての魔女が受け止めた。
シャルロットは迅速に兵を、クリフォードに向けて送った。
シャルロットの王宮軍とクリフォードの革命軍は正面からぶつかった!

壮絶な戦いとなった。その壮絶さは、シャルロットを戦場にまで引き寄せる程であった。姪であるシモンの魔女の力は、シャルロットに退けをとらずであった。しかし、ピアノ弾きの魔女シモンよりも、オーケストラを率いるシャルロットの力は絶えることなく3晩続いた。シモンは一人でピアノを弾き続けたが力尽きてしまう。
シモンの目的は、二人の男子を逃がすことであった。が、一人が戻ってきた。それは、シモンが力尽きる寸前であり、シャルロットが現れた時だった。
シャルロットの魔法でシモンがピアノと共に焼かれるのを庇ったが、シモンと共にシャルロットの魔法で焼かれてしまった。
それが、シモンの実子だったのか?誘拐された王子だったのか?シモンさえも一瞬の事で分からないまま焼かれてしまったのだった。

 シモンは二人の男子に、どこへ逃げるのか話していた。教えた場所は、実の母親である魔女ララ・マルガレータの元だった。
その後、クリフォードに実子が居る事が革命兵の中から漏れた。その事で秘密警察隊隊長のジョシュア・ブライアントは、南の思想家グランガー・アーチボルトの元に向かったと推測した。その推測は根拠のないものではなかった。それは、同じ方向に、魔女ララ・マルガレータが潜んでいると情報があったからだ。

 南の思想家グランガー・アーチボルトと魔女ララ・マルガレータは繋がっていると、ジョシュア・ブライアントは確信していたのもあった。その上、シモン・マルガレータの実母であるところから、迷い無く、ジョシュア・ブライアントは秘密警察小隊と共に南に向かった。顔の分からない男子の追跡が始まった。
以後、「天空のハルモニア~ピアノ弾きの魔女~」に続く。

 

 

 

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