零落の大地に咲く花

March 30, 2017

 

 

 

「零落の大地に咲く花」

 

この国の動乱は、難攻不落と言われた監獄城アトラスカトラスの落城によって終息を始めた。
 投獄されていた、多くの動乱者と、その首謀者4名、クリフォード、ダイアン、スレイダー、グランガーは、順に処刑された伝えられた。
 王宮の魔女シャルロット・コーディは、王が病に臥せていることを掲げ悪政を行い始め、二つの王命を下した。
 ひとつめ、動乱の首謀者の血族の根絶やし
 ふたつめ、動乱によって阻まれていた領地拡大の為の侵攻
 臣下はシャルロットに逆らうことはできなかった。逆らえば生きていけないことを感じ取っていたからであった。
 その王命は、民にとって今までと何も変わらない混沌の世界が続いていくことであった。が、民の中から新たなる王を求める声が出始めていた。
 シャルロットは、そんな民の心をオーケストラの演奏を使い操り、自らの趣に従わせていった。
 しかし、シャルロットの思惑は根底から崩れる事態が起こった。
 王位を継ぐ者が現れたのだ。クェローチェ・バインリヒが表れたのだ。

 

 ララ・マルガレータの家を離れてから行方が分からなかったクエロが表れた事により王は動揺した。シャルロットは怒りに狂った。そして、秘密警察隊隊長のジョシュア・ブライアントを呼びつけた。シャルロットは驚愕の事実を更に突きつけられることになる。ジョシュアと共に現れたのが、火刑となったはずの大地の魔女ダイアン・ガードナーであった。

 難攻不落のアトラスカトラスの落城に一躍した、月詠みの魔女クライス・ダルクの妹、化身の魔女ヨゼフィーネ・ダルクが、化身した猫のジャック・ジャックとしてシャルロットの命を狙って現れた。それを追って監獄長のホプキンスがジャック・ジャックを襲う。シャルロットはヨゼフィーネに恨みを持っている、ジャック・ジャックはスレイダーを処刑したホプキンスを討ちたい気持ちに駆られている。ホプキンスは魔女の根絶やしの野心があった。しかし、戦うジャック・ジャックとホプキンス、そしてシャルロット苦戦の中でシャルロットがホプキンスとジャック・ジャックを時の狭間に飛ばし消してしまう。シャルロットの力はその事により尽きかけていく、ダイアンは共に過ごした頃の話をする。諦められないシャルロットに辛い止めを刺すダイアン。

 王と向き合うクエロは、自身の出生の謎と、本当に王の子であるかの真実を聴くことになる。しかし、クエロの心の中では、この長く続く動乱、革命の責任は王にあると言い続ける。王からはクリフォードの呪縛から開放されていないと言われる。

 剣を持つクエロに、ダイアンはクエロの選択だという。この選択でこの国が変わることを話す。王はクエロに剣を向けたなら、王であっても感情を持った瞬間にお前は負けたのだと言う。それが親であっても剣を向けたなら最後まで突き刺させ、それが生き残る術だと言い、クエロに襲い掛かる王にクエロが剣を振り下ろす。

 クエロには王になる覚悟が出来ていないままであった。クエロの気持ちと裏腹に王に即位して、戴冠式を終え、民を前に王として示す前の玉座の間でクエロは、自身に引きこもってしまう。芝居はここから始まる。

 

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