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権力を持っても善い舞台は創れない。

絶対的な力は要らない。今、目の前にある世界をどこまで広げられるか?台本という主張bookをどう表現していくかを考えなくてはいけない。

主張→観察=想像+思考=行動→表現

これはひとつの台本に関わる全てのアーティストが使う方程式みたいなものだ。どれだけがんばってもひとりの方程式だけでは世界を広げられない。

例えば、この画像を観て、それぞれの感じかたがあり、それをひとつにして表現されるのと、たったりひとりが感じたことを表現するのとでは、大きな違いがある。

刺激し合う。これこそが表現の世界を広げていくうえでもっとも大切で求められることだ。なのでたったひとりの絶対的な権力をもって創られる表現は自己満足的なひとりよがりで創られた砂漠の砂遊びだ。

今、目の前のアーティストが何を持ってきて、何を表現しようとしてるのか?それに対してどんな刺激を与えることにより、更に素晴らしいものになっていくのか?それこそ演劇界で失われた「自由表現」の真髄だ。