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5月9日の稽古

言葉は単語と文章とがある。

台詞も同じである。

もっと違った言い方をすれば、縦の波と横の波である。(*^^*)

台詞は書いてある通りに言えば良いものではない。

しっかりと縦の波を創らないと行けません。そして自分に与えられた全台詞の関わり横の波を意識しなければいけませ。

どちらも疎かになってしまう可能性は大きいです。

どちらも忘れて意識しないまま言うことを棒読みというのです。

しかしなかなか棒読みの方が難しい。

役者は「なりきり」ができるので、自然に縦の波、横の波を創るのです。

それを意識的にすることで、「なりきり」+台詞効果を出し、演技の深みが広がるのです。

「なりきり」+台詞効果ができることで、感情の組み立てができます。

多くの役者は「感情は立体」であることを知りません。

なので無闇矢鱈に感情を出してくることがあります。

それはもう「なりきり」でも演技でもないです。しかしそれが役者なのです。

役者であるなら「感情は立体」を理解しておかなければいけません。演出となればそれを観れる教えられるくらいは普通のことであり、それができていないのに演出とは名乗ることはしてはいけないのです。

「なりきり」+「台詞効果」+「感情の立体」=