自分の持つ力
活動能力とは「力」です。それは「自分の持つ力」なのです。
例えば、「音楽は私の活動能力を高めてくれる」とか、「この食べ物jは活動能力を低めてしまう」なんてことが経験にあったりします。活動能力の増減は、生きる上での基準であり組み合わせによって上がったり下がったりするのです。
「eidos」から本質を捉えてはいけないと前回に書きました。「eidos」だけで本質を捉えてしまうと「男らしく」「女らしく」と判断してしまうのです。
「個人史」や「環境」、「人間関係」や「性質の力」等等が、個人の持つ力であり正しく「本質」なのです。その人の力の性質が活動能力を高めるために重要なのです。だから本質を観て捉えることが重要なのです。それができなければ「組み合わせ」を考えることができないのです。
分かり易く書くと、どの様な性質を持った人が、どの様な場所、どの様な環境に生きているのか?それを具体的に考えた時にはじめて活動能力を高める「組み合わせ」を探し当てることができるのです。
スピノザ「エチカ」より

Brain Laboの「自分力」とスピノザ哲学は似ているところがあります。次回からは、「スピノザ哲学」と「自分力」を組み合わせて書いていきます。