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演技したいのなら観察しろ!

演技の練習は稽古場でしていると上手くならないのです。それは以前にも書きましたが、正しくその通りなのです。どこで稽古するのか?自分のお家です。では稽古場で何をするのか?それは家で稽古してきたことを発表のなのです。

演技を学ぶなら「観察力」を鍛えろ!この話も以前にしましたが、何を観察すればいいのか?それは日常の中に観る人たちのことを観察するのです。自身の周りには沢山の人がいて、その人たちが教えてくれるのです。それは動作や感情の有無であり、演技に必要なことばかりなのです。自身の経験と想像力では演技の活動能力の増幅の限界があり、観ることにより演技の幅を広げ閃きを得ていくのです。

上記の仕組みを理解しなければ、「観察」をしていてもそれは「つもり」になっていることに気づいていないのです。意識しないですることは「見る」と言う行動で記憶に残らないものなのです。意識してすることが「観察」なのです。この「観察」は、ひとつの能力として向上していくのではなく相乗効果で向上していくものなのです。以前にも書きましたが、人の能力の向上に必要なのはHospitarlityなのです。このHospitalityが増幅することによって「観察力」が増幅していくのです。このHospitarlityは自分に向けられる場合と他人に向けられる場合とがあります。そして同時に向けられるときもあります。なので、演技をする前に自身で「演技がうまくなりたい」と言う意識が必要になるのです。

「演技がうまくなりたい」そんな意識が増幅すると「観察力」が増幅していくのです。そのHospitarlityが来場してくれるお客様に対して向けられていくことにもなります。それは、劇場の中にいるモノ全員が「意志を意識する」ことになり、舞台本番の作品を完成に導いて行く様になるのです。簡単に言うと劇場がひとつになることです。これが「舞台の魔物」の正体です。

ただ、いつの間にか「演技がうまくなりたい」と言う意識が当たり前の様になり、意識されないとHospitarlityの増幅が減退してしまい、「観察」が「見る」に変わってしまっていることにも気づかなくなるのです。観ている様で見ているので能力が増幅しないので相乗効果が起らず、他の能力も増幅してこなくなる、この状態を人は「スランプ」と言うのです。


このHospitarliryを意識するには、「自分が何モノ」かを理解しなければならないのです。そして演技をするにも、演技を上手くうするにもHosupitarlityがとても重大な役割を果たしているということがわかります。そして、Hospitarlityから増幅した観察力で、日常を観察をする。それが演技に活かされて行くのです。しかし「観察力」と一言で言ってますが、この「観察力」にも複数の能力が関係性を持っているのです。次回はその事を書いてみます。


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