注意深い不注意

最終更新: 2月5日

ある場面において、ひとつのことに集中することで、その他の要素が消えるプロセスのことを書いてきました。これをもう少し書いていきます。

役の台詞を言うことは、役者の楽しみでもあり、役創りのひとつでもあります。台詞が上手く言えない、役創りが上手くできないとか、役者さんは個々人で悩みがあり、それは多種多様なのです。でも、多種多様の悩みであっても、その悩みの原因はひとつの行動から派生していまっていることに気づかないといけないのです。


それは集中するということです。


何に集中するのかは「選択」しなければなりません。役を演じるときや、稽古するときに、何にかに集中しないといけないのです。「何かに・・・」という事が「選択」になるのです。

そこで、役者は役を演じることに集中してしまうのです。が、それは落とし穴となるのです。

上記にも書きましたが、多くに集中することはできないのです。ひとつに集中すると他に集中することが緩むのです。役者が自身の役を演じる事に集中すると、相手役の演技に集中することができなくなるのです。なので役に集中する役者は、関わる役からの台詞、演技に対するその場しのぎの反応になってしまうのです。成りきって役を演じることができると、稽古から舞台上まで芝居の進行にそって集中することができるのです。なので「成りきる」ことが重要であるのです。

役に「成りきり」、芝居に集中する。この「成りきり」には二通りあります。一つは、役者自身の個性をそのまま役として演じる事で、もう一つは、役者が役を創りあげて演じる事です。どちらが良くて悪いかではないのです。観劇されるお客様に伝わることが一番の重要なことであり大切なことであるのです。だから上手い下手でもないのです。

「成りきり」演技は、成りきることで役の演技が自身に浸透し、その役そのモノが役者自身となり普通となるのです。そうなることにより舞台上で集中することができるのです。注意深く役に集中することにより、舞台上の他に不注意になってしまうのです。そうならない為に役を理解し知ることが必要となるのです。役者たちが演劇(芝居)を完成させる為には、役者たちがそれぞれに与えられた役を知る必要があるのです。

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