上手く演じるな!それはヘタクソのする事だ!②「脳力開発と緊張力」

演出の資質は笑顔であると前回の記事に書きました。その事によって役者がどう成長していくのかを理解しておく必要があります。何気なく行っていることを意識する事が大切なのです。

脳力は根幹であり、能力は枝葉であり、才能は花見なのです。

この図を見て分かることは、才能は持って生まれたモノではなく培っていくモノだということです。

ここで理解してほしいことは、「脳力」と「能力」は違うという事をです。

「脳力」とは脳の発揮する力であり、「能力」とは表現する力なのです。

誰でも140億個の脳細胞を持っていて、偉大な「脳力」の根本素質を備えているのです。

演技をしていくというのは、与えられた台本毎に「脳細胞回路の構築」を行うということなのです。そのために実践活動(訓練)を行うのです。簡単に言えば稽古(本読み)をする事によって「脳力開発」を行っていくのす。そして、この「脳細胞回路の構築」は稽古場での訓練(本読み)では向上しないのです。

「脳細胞回路の構築」は日常の中での習慣で行われていくのです。「回路の構築」は、「改築(修正変更)」、「新築(新規形成)」で行われていくのです。それを意識的に生活習慣の中に組み込んでいくことが大切なのです。簡単に言えば日々の生活の中で台本を読む事が「脳細胞回路の構築」になり、「理解」、「記憶」そして「体得」に繋げていくことができるのです。


稽古は稽古場でするのではなく、稽古から稽古の間の日常生活の中で行うモノなのです。

稽古場では何をするのか?それは日常生活の中で「脳細胞回路の構築」された結果を演出に観せることを行うのです。


根幹である「脳力」をできるだけ頻繁に真剣に使うという働きを行うことが大切であるのです。それが原動力となるからです。その「脳力」の働きを上手く使い向上させる為に必要なのが「緊張力」なのです。

人間は誰でも「緊張」するものです。でもその「緊張」が、その人の能力を向上させている効果を出している事に気づいていないのです。図案を見てもらえればよく分かります。

「普通」、「良い緊張」、「あがる」と3つの部類があります。真ん中の「良い緊張」の所で様々なことを行えば「能力が向上」するのです。なので、「脳細胞回路の構築」を行うにも、意識的に自身を「良い緊張」にもっていき行わなければならないのです。

役者は「良い緊張の達人」である。このブログ記事のタイトルを思い返してください。「上手く演じるな!それはヘタクソのする事だ!」。上手く演じようとすればする程に、「緊張」は増幅していき「あがる」状態になっていきます。そうなれば「脅迫観念」、「恐怖感」が生じ興奮状態を招いてしまいます。簡単に言うと「パニック」です。なら「緊張」しないほうが良いのか?「緊張」をしたら解こうとする意識になります。それも更に「緊張」を増幅させてしまい「パニック」生じさせる可能性が大きくなるのです。「良い緊張」を理解し操れない役者が「ヘタクソな役者」だと言えるのです。だから役者は「良い緊張の達人」でなければならないのです。そういう役者が「個性的な役者」となり「伝えられる役者」となれるのです。

「良い緊張」状態で行われる訓練(本読み)であれば、脳をできるだけ頻繁に真剣に働かせ「理解」、「記憶」から「体得」に繋げていくことができるのです。

しかし、「良い緊張」を理解することは簡単なのですが、操るにはどうすればよいのか?次回の記事で書いてみようと思います。

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