上手く演じるな!それはヘタクソのする事だ!③「緊張を操れ」
②の記事では、緊張したら「解く」ことをするのではなく、うまく緊張を操り「良い緊張」の状態にもっていくことによって、「能力の向上」を図っていけることが大切なのです。では、「良い緊張」にどうすればもっていくことが出来るのでしょうか?

「普通」と「あがる」の狭間にある「良い緊張」に精神を保つためには「瞑想」が一番の良い方法なのです。役者は演技能力を高めるのは当たり前なのですが、それよりも「瞑想の達人」でなければいけないのです。
「瞑想」は多用であり、行い方には様々な方法があります。一般的な方法ではなく、役者が自由演技を行う上で、「瞑想の達人」になる為に特化した内容を書き記します。
瞑想には2つある事を理解しなければなりません。「瞑想」と「冥想」です。
劇団無◇垢では「冥想」の言葉の意味を理解して行っています。「冥想」によって「脳力開発」をも行うことができるのです。
冥想の4つの技法
「呼吸法」 「脱力法」 「発声法」 「歩行法」 この4つの技法が演技を行うための必要なものとしています。演劇(芝居)においても稽古の中に組み込まれている内容となります。稽古と同時に行うことができるのが利点となります。但し、稽古と同時に「冥想の4つの技法」を行っていくには演出の絶対的な客観視力が求められるところです。
この技法はビジネスにも役に立ち、人材育成には「ホスピタリティ」と「冥想」が基本的なものであるのです。「ホスピタリティ」は自身の外側へ、「冥想」は自身の内側に向けられていくモノなのです。
この「冥想」を使って、緊張を操り「良い緊張」を維持していくことが可能になります。
「ホスピタリィ」で「心」を成長させ、「冥想」で「脳力開発」を行い、「良い緊張」で「能力向上」を図るのです。劇団無◇垢では、「心」「知識」「能力」を向上させていく人材育成を行い、「あきらめない人材」の育成を行っています。