やみくもに日々の稽古していても役者の成長はない。
やはり、それを目指しているなら、その分野の専門家並みに理解度を深めたいと思うものだ。
役者も同じだ。
どんな役でも、演じれるようになり、誰よりも上手く演じたいと思うものだ。

日々、180分の稽古を10年間することで、そのレベルに到達することができる。それは平均1万時間の稽古を積み重ねていくと言うことだ。
なかなかの時間と鍛練になる。

ただ、闇雲に、毎日10年間の鍛練を積み重ねているだけでは意味がなく、成長も望めなく、惰性、諦め、馴れ、などが生じてくる。

どうすればいいのか?
向上、成長するためには!
絶えず、自分の行動を観察し、批判的に分析し続けることだ。

「何がまずかったのか?」
「どうすれば良くなるのだろうか?」

この実践と自己批判のプロセスの最終目標は、スピードにおいても精度においても熟慮的な知識をしのぐ、情報に基づく直感を獲得することにある。

役者の育成においては、知識と経験が重要ではあるが、知識に頼りすぎることも、経験に頼りすぎることもダメである。バランスをとるための直感を養うことにより、役者という専門的な人材を育成できるのだ。

しかし、その直感を養い引き出すには大切なことを分かっていなければならない。それは無意識に意識させる(*^^*)なにかである。
これは重要である。