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「百足丸~深海の老牢龍宮~ / サタン+クロス」動画撮影が終わりました。


元劇団員の2名も様子を観にきてもらい演じる3人のやる気が増幅していました。

会場のenocoの前で撮影をしました。

感染症蔓延となってからの久々の公演、動画撮影の2回目ですが楽しく過ごせた半日でした。

公演内容は「百足丸~深海の老牢龍宮~」約20分wp3公演、「サタン+クロス」約20分を4公演でしたが、回を重ねる毎に各役者の自由演技が増していき、善い公演となりました。

稽古時に見られなかった表情や動きが観ることができ深みの演技であったといえます。

役者として自由演技に挑戦することで多くを悩み、思うように出来ない時期が長くあったと話してくれましたが、100%ではありませんが、役者自身が思い描く演技に近づけたと感じます。

演出からの演技についての話は難しく、演技として表現することも儘にならず、凹み落ち込み叫び撃沈していくことも多々あり、それでも演じ続けた役者の演技には魅せられてしまいました。

なんの為に演じるのか?なんの為に稽古するのか?そんな自問に襲われながら、存在しない答えを求めるように稽古してきた役者の能力は成徳達材されたと確信しています。

次の本番を前にしてくつろぐ二人。

今回の台本は、「百足丸」のオープニング部分と「サタン+クロス」のオープニング部分のみを切り取り演じられています。短い台本を本当に長くかけて追及し稽古してきたので、全本編では流してしまう様な追及もしっかりと追及して演じられています。

本編では両シーンは5分くらいなものです。じっくり約20分ほどに演じたことで分かったことは、短いシーンでも深く演じることが大切であるということです。最近の小劇団を観劇すると残念に思うことが多々あり、小劇団全盛時期だったころから衰退してしまっている部分もあることを確信してしまうのです。その反対に昔ながらの演劇の創り方が古くなり現在に合わなくなってきていることも受け入れなくてはいけないことも感じるのです。

G-mukuに初めて参加される役者の方は驚かれることがあるのです。それは台本が分厚いということです。しかし今回は短編なので台本は通常の1/10ほどだったのでそれはなかった様子です。もうひとつ驚かれることがあります。それは役者主体の稽古であることです。演出主体ではないことに驚き戸惑うことです。この方針についてこれる役者そうでない役者と分かれます。

役者自身の個性が演技に活かされることは、その役者の演技力を引き出す重要な役割を果たしてくれます。なので役者自身の個性を抑制することがないように観ていくのが演出の仕事なのです。

今回の2本の本番を終えて感じることは、役者の自由演技が今後の演劇を大きく変えていくことであるものだということと、演劇人口(表現者・観劇者」を増やしていくことの鍵となるものだということです。

今後のG=mukuは、役者の自由演技を伝えていくことを維持継続させていくことと、次の舞台表現を創出していきます。「百足丸~深海の老牢龍宮~」「サタン+クロス」の動画は編集中で、年内には動画公開を行う予定です。アップいたしましたら是非観てください。


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