​大和 里沙

​「百足丸

 ~色糸紬城のちちゆ~

​玉 兎

兎であった。兎は天高く昇る月に昇りたかった。灰色の毛を真っ白にしたかった。その為に企んだ。和邇(わに)にどちらの種族が多いかを持ちかけ、沖の島から因幡の浜まで和邇(わに)を一列

に並べその上を和邇の数を数えることなく渡りきろうとした。兎は最後の和邇を前にして、「お前たちは、この私に欺かれたのだ」と言った。その瞬間に最後の和邇が兎を捕まえ全身の毛を剥いでしまった。それは兎の企みであった。痛みに堪えて因幡の浜で大笑いしていた。そこに八十神たちが現れた。兎はそれを待っていた。八十神たちに兎は海の水で身体を洗い風で乾かせばいいと言われた。そうすると兎は激痛に襲われた。兎は騙されたと気づき痛みと怒りに叫んだ。そこに大穴牟遲神(おおなむちのかみ)が現れた。「全身を山の真水で洗い蒲(ガマ)の穂をとって敷き散らして、その上を転がって花粉をつければ膚はもとの様に戻り癒えるだろう」と言った。言った通りにすると身体は癒え真っ白な毛が生えてきた。兎は喜んだ。兎が本当に欺いたのは和邇ではなく大穴牟遲神(おおなむちのかみ)だった。白い毛を手に入れた兎は次の企みに駒を進めた。兎は猿と狐を唆し山の中にいた。そこに一人の迷い老人が現れた。老人は何も食べておらず飢えていた。猿と狐と兎は老人の為に食べるもの採って来る事にした。猿は木の実を集め、狐は川から魚を兎は何も採って来なかった。兎は老人に火を熾すように頼んだ。老人は火を熾した。兎はこう話した。「私は何も採ってくることが出来ませんでした。今からその火に飛び入りますので私の肉を食べてください」と言い火に飛び入ろうとしたその時に老人が帝釈天に変わり兎の自己犠牲の精神に歓心した。帝釈天はこう言った。「兎の捨て身の慈悲行を後世まで伝えるために兎を天へと昇らせる」。兎の企み通りになった。しかし天に昇った兎は・・・・・。

​悩みに悩んで参加を決めた瞬間

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