​「百足丸

 ~色糸紬城のちちゆ~

​小椋 亜由香

​不義(火龍)

大陸東の端にある大国辛亥(しんがい)の第十二代にして最後の皇帝であった。不義は権力闘争に巻き込まれていった不運な皇帝でもあった。大国辛亥で唯一火葬された皇帝であり、その事から死後の名前として火龍(かりゅう)と名づけられた。不義が3歳になる時に老いた側妃蘭児(らんじ)が大国辛亥で絶大な権力を握っていた。十代皇帝は病に臥していた為に側妃蘭児(らんじ)によって十一代皇帝に指名された。不義にとって不運の人生の始まりであった。大国辛亥の紫禁城に入った不義は直ぐに皇帝に即位させられた。その翌日に十代皇帝は病状を悪化させ崩御してしまった。前日までは安定した病床であった。その翌日に老いた側妃蘭児が他界した。その事により3歳の不義が絶大な権力を得てしまったのだ。だが、革命が勃発した。種族の独立と人権の尊重、世界的平等の実現を目指して、スン・ウェンが三民主義の思想をもって革命を決起したのであった。その革命には大陸浪人としていた桃十郎も参加していた。革命は成功の結果を出した。大国辛亥は滅亡となった。不義は4年間で皇帝を退位したのだった。人民国が誕生した。しかし不義の生活は変わらず紫禁城の中では最高権力者であった。人民国からは「辛亥皇帝辞位後の優遇に関する条件」と言う配慮がだされていた。五年後、人民国を治めていた皇帝が死去したと同時に不義が2度目の皇帝に即位した。が、紫禁城を人民国の軍勢が包囲したことによって恐怖を感じて直ぐに退位した。それから十七年後にはちちゆと不義は共にいた。不義は人民国を滅亡させて大国辛亥を復活させ皇帝の座に返り咲きたがった。その為にちちゆと手を結んだ。お互いの野望の方向性が同じであり実現していく為には利用する価値があると考えていた。表面上と内面は裏腹であり信頼は全くなかった。

「その男に笛を吹かせるな!
      ~魔笛の奏
​ハルピュイア
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