​大塩 静香

​たまごのカンづめ! 

​「百足丸

 ~色糸紬城のちちゆ~

​幻 竹破

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夜泣き蕎麦が好物であった。名家の浅野家の贔屓に頼っていた。毎夜毎夜に訪れた屋台で桃十郎と出会った。その時に夜泣き蕎麦の夜泣きの言葉で語り合うところから、どちらが強いかと言う話しで立ち合いに発展した。幻 竹破は槍で桃十郎は片腕の剣でやりやったが決着がつかなかった。お互いの技に敬意を示し武士として分かり合えた。桃十郎が大陸浪人だった頃の革命の戦場の事や失った戦友の話しを語った。大国の地で自由思想に生きる者たちが、最後の皇帝を討ち取る為の戦いに自らの命を未来に捧げて野末の石の下に眠り己は今を生き長らえていると語った。幻 竹破は倭国の終り浪人と名乗った。弱者を護れず涙と血を滴り落とすこの国からは真の武士が消えてしまい拙者が終りの浪人武士だと語った。「名家の贔屓を与えられて生きれども、いつかこの世の夜明けを迎える為に日々の鍛錬を怠ってはいない、槍は錆びても心は錆びぬ 男竹破の心意気は死んではござらぬ」と語った。

幻 竹破は槍の名士で道場を行っていた。とか砂の詰まった俵を槍でついて放り投げていくという「曲突き」の技を持っていた。倭国の終り浪人と言うだけの事はあった。倭国の戦の時には、敵方になられるとたまらんと挙って味方にせしめ様と幻 竹破の元へ使者が訪れた。ある時に名門2家の権力争いで、用心にと声を掛けられるがこれを断った。国に忠義を尽くす立場でありながら私欲に走り争うとはもってのほかけしからんことだと言って断固として耳を貸すことはなかった。しかし、頭首の仇討ちと言う武士達には率先して味方し、襲い掛かる多勢の武士を一人で橋に仁王立ちし誰一人仇討ちの場に行かせなかった。その姿は伝説の魔人弁慶の再来と思われるくらいの気迫と恐るべき槍捌きに立ち向かう武士達が「曲突き」で薙ぎ捨てられていった。

「その男に笛を吹かせるな!
      ~魔笛の奏者~」
コボルト
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