蒼紫 唯

​「百足丸

 ~色糸紬城のちちゆ~

百足丸

百足であった。一匹の虫として平凡に命を全うしようしていた。とある日に一匹の女郎蜘蛛から話しを持ちかけられた。甘美な実がなる木がるから食べに行こうと言われた。始めは聞流していたが、あまりしつこく誘ってくるのでその木がどこにあるのかを訊ねた。「天の秘密の花園」だと話された。百足は相手にしなかったが女郎蜘蛛は話し続けた。その甘美なる実がどれほど美味いものかをまるで以前にも喰ってきた様に語った。百足は女郎蜘蛛の話しを信じ始めた。女郎蜘蛛の話しが終わる頃にはすっかり信じきっていた。女郎蜘蛛の企みのままに進み、天上の秘密の花園の甘美な実がなる木の前に現れたミカエルと率いる軍勢によって女郎蜘蛛は大地に落とされ百足は捕らえられた。百足はだんまりを貫いた。ミカエルの話しでは、女郎蜘蛛は弁明をして百足が企み命の実を喰らったと話したと言った。百足はだんまりを貫いた。ミカエルにより百足は水底の老牢龍宮に幽閉された。次に百足が女郎蜘蛛と再会するのは、幽閉されている水底の老牢龍宮であった。女郎蜘蛛は力を得る為に物の怪鬼蜘蛛を喰らった後であった。幽閉されている百足を横目で観て去る女郎蜘蛛の姿は既に物の怪と変わっており百足には分からなかった。女郎蜘蛛は百足を一目で分かり哀れで高笑いした。その時に百足は女郎蜘蛛だと気づいた。百足はだんまりを貫き通した。しかし、その目が語るのは女郎蜘蛛への復習の強い意志であった。それから長く時がながれ幽閉されている百足の前にミカエルが現れた。ミカエルの話しでは、女郎蜘蛛が物の怪となり大地に乱世を蔓延らせた。女郎蜘蛛を抹殺する命を百足に与えた。条件は幽閉からの解放自由を約束された。百足はミカエルに差し出されたオホカムヅミの実を喰らい水底の老牢龍宮から大地へ解き放たれた。百足はだんまりを貫いた。
「その男に笛を吹かせるな!
      ~魔笛の奏者~」
ライカントロピー
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