栫井 智里

​「百足丸

 ~色糸紬城のちちゆ~

​ちちゆ

華扇。桃十郎の姉である。幼い頃は梶と呼ばれていた。住んでいた集落を野武士に襲われ桃十郎と生き別れる。遊女屋に売り飛ばされ下働をさせられた。15歳を迎える頃より客持ちとなっていった。その頃に桃十郎の噂を耳にする。名前が違っていた為に気づかずにいたが、遊女屋で女姿絵を描いてもらうこととなり再会を果たした。桃十郎の描く華扇の絵姿が評判となり華扇の地位を上げ桃十郎の名も馳せさせていった。ようやく幸せを手にしたと思われたが突然ちちゆが現れ華扇は命を抜かれ身体を奪い取られた。桃十郎は右腕を切り落とされた。ちちゆは消え去った。

ちちゆ。女郎蜘蛛であった。野望を持ち天上に根づかされたオホカムヅミの実を食べ物の怪となりこの世を乱世とせしめようと企んだ。オホカムヅミの実は「命の実」と言われ実を口にしたモノに力を若しくは命を与えると言われていた。女郎蜘蛛はどうしても食べなければいけなかった。そして百足を唆さなければならなかった。女郎蜘蛛はオホカムヅミをまんまと口にする事ができた。女郎蜘蛛は天から地上へ落とされた。しかし、女郎蜘蛛は慌てづに糸を出し続けた。出した糸が風を掴み風に乗ってゆっくり地上へと降り立った。女郎蜘蛛はやがて物の怪となった。更なる力を得る為に海底の老牢龍宮にて物の怪鬼蜘蛛を喰らった。そこで下戸/上戸を連れ出す。女郎蜘蛛はちちゆと名乗り、自身の醜い姿より美しい姿を求めた。その時に目にした一枚の女絵姿を気に入り、その絵姿の女の身体を奪い取り、絵描きの男の右腕を切り落とした。以後姿を消す。それから世に突如として勢力を蔓延らせる物の怪が現れた。人の怪の男を快楽に溺れさせてから喰らい種族を増やす為の肥やしにして力をつけいったちちゆであった。

「その男に笛を吹かせるな!
      ~魔笛の奏者~」
シュトルツ
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